血管内カテーテル治療 経皮的ラジオ波治療 (RF) 凍結療法 リザーバー留置
がんに対して、開腹手術や全身麻酔などを用いずに、主にX線透視、CT、MRIなど画像を見ながら細いカテーテルや針を挿入して行う低侵襲治療です。インターベンショナルラジオロジー(IVR, 画像ガイド下治療)に相当します
当院では、現在、数々のがんに対して、以下のがん局所治療を行っています。
カテーテルを通じて、腫瘍の栄養動脈を閉塞させることにより、腫瘍からの出血を止めたり、がんを壊死に陥らせます。
主な対象疾患 | 肝臓がん、腎がん、膀胱がん、前立腺、耳鼻科領域の腫瘍、肺がん、子宮がん、骨腫瘍、軟部腫瘍、リンパ節転移 (良性腫瘍:腎血管筋脂肪腫、肝嚢胞、子宮筋腫にも適応があります) |
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カテーテルを通じて、抗がん剤を付けた塞栓物質を腫瘍内や栄養する動脈へ注入したり、抗がん剤を直接動脈へ注入することにより、がんを壊死に陥らせます。全身投与と比較して副作用は軽減されます。
主な対象疾患 | 耳鼻科領域の腫瘍:上顎洞がん、喉頭・咽頭がん、肺がん、肝臓がん:原発、転移、膀胱がん、骨腫瘍、軟部腫瘍、子宮がん |
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がんによって、主幹静脈が閉塞や狭窄した場合、カテーテルを通じて、ステントという医療機器を挿入することにより、静脈の流れを改善させ、症状緩和が得られます。
主な対象疾患 | がんによる上大静脈や下大静脈の閉塞・狭窄 |
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CTや超音波の画像を見ながら、細い針をがんに刺して、癌の局所に約60度の熱を加えて、がんを壊死に陥らせます。
主な対象疾患 | 肝臓がん:原発、転移 |
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皮膚を大きく切ることなく、CTの画像を見ながら、局所麻酔下で細い針を癌に刺して、がんの局所をマイナス40度に凍結させて壊死させる局所治療です。低侵襲な治療のため、短期入院、早期社会復帰が可能です。
主な対象疾患 | 小径腎がん |
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高濃度の抗がん剤を注入するための小さな器具を、主に前胸部の皮下に埋め込みます。これにより、前腕の静脈などからの頻回の点滴が回避でき、外来で抗がん剤治療が行えます。