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診療科のご案内

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総合内科
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総合内科ページのご案内(目次)
診療責任者

 中村隆志(院長代行、日本内科学会総合内科専門医)

当院の総合内科の特徴

 内科の各臓器別専門科はもちろん、院内のすべての科と連携し、診断・治療を行います。担当医は卒後3〜6年目の元気のいい若手内科医が中心です。総合的に患者さんを診ることのできる医師を育てるために、平成16年にスタートした臨床研修制度によるトレーニングを受けています。内科以外にも主要な診療科での研修経験があり、幅広い知識をもっています。また当院の救命救急センターでの厳しい当直診療も担っており、豊富な経験を積んで判断力を磨いています。
 様々な症状の方が受診されますが、診断がつけば必要に応じて院内の専門医に紹介します。また長期の経過観察や通院治療が必要な場合は、通院に便利な診療所に紹介いたします。

認定

日本内科学会認定医制度教育関連病院
日本高血圧学会高血圧専門医研修施設 

総合内科に受診する患者さんの症状(頻度の多いもの)

 発熱、全身倦怠感、体重減少、習慣性の頭痛、めまい、咳、胸痛、背部痛、動悸、息切れ、腹痛、下痢、手足のしびれ、足のむくみ、高血圧、糖尿病、高脂血症などの生活習慣病、検診での血液検査値異常や胸部X線写真の異常陰影

院内の各専門医に紹介する代表的な疾患とその担当診療科
  • ・悪性腫瘍とその疑い(各臓器別専門科)
  • ・認知症、うつ病、パニック障害(院外の精神科、心療内科)
  • ・脳梗塞、パーキンソン病などの神経変性疾患、筋疾患(神経内科
  • ・脳動脈瘤(脳外科
  • ・心不全、狭心症、治療の必要な不整脈(循環器内科
  • ・気胸、間質性肺炎、慢性閉塞性肺疾患などの慢性呼吸不全、重症気管支喘息(呼吸器内科
  • ・出血性胃潰瘍、慢性肝炎・肝硬変、胆のう炎、膵炎、下血・慢性下痢(消化器内科
  • ・原因不明の貧血、進行性のリンパ節の腫れ(血液内科
  • ・蛋白尿、腎炎、腎不全(腎臓内科
  • ・肉眼的血尿、頻尿(泌尿器科
  • ・腫れが強い扁桃腺炎、副鼻腔炎、顔面神経麻痺、内耳疾患によるめまい(耳鼻科
  • ・膠原病などの全身疾患が疑われる皮膚症状の病理検査(皮膚科
  • ・変形性関節症、痛風、関節リウマチによる関節の痛みと腫れ、脊椎症性神経根炎、胸郭出口症候群や手根管症候群による手のしびれ、腰痛・背部痛、脊椎圧迫骨折、骨粗鬆症、腰部脊柱管狭窄症による歩行中の足の痛み(整形外科
救急センター受診後の再診の方へ

 時間外に当院の救命救急センターを受診された場合、主に危険な症状に対しての対応となります。救急車の受け入れ中は落ち着いて問診や検査ができない環境となります。病院の機能やスタッフに余裕のある時間に再診されるほうがよいでしょう。救急受診された状況はカルテで詳しく確認できますので、ご安心ください。翌日にかかりつけ医に受診される方は、当院の検査データや紹介状をお持ちください。

研修医制度について

 当院は臨床研修指定病院であり、医師の教育施設であることをご理解ください。医師免許取得後2年以内の医師が毎年14名前後在籍しており、将来の地域医療を支えるため、主な診療科と救命救急センターおよび総合内科外来で、診療に携わりながら質の高いトレーニングを厳重な管理体制下で行っております。

診療補助事務員(メディカルクラーク)とは

 平成21年度から日本の保険医療制度に正式に取り入れられた新しい病院事務職です。忙しい医師の診療補助者として、問診や診断書の作成補助などを担当します。待ち時間の解消や医療の質の向上にも、お役にたてればと考えています。

なぜ問診が重要なのか

 総合内科では、症状のある病気のほとんどは、まず問診で診断が絞り込まれ、多くの疾患は問診だけでも診断できます。逆に診断を付けるために100%確実な検査法というのは実はあまり多くないのです。むしろ検査はその重症度や治療効果をみるために行います。いきなり検査を始めるのは、すでに診断がついておりその経過を診る場合か、緊急の場合に一番怖い病気を除外するためです。
 症状について医師は以下のようなことを問診で確認して、具体的な疾患を絞り込んでゆきます。診断にたどりつくかどうかは、患者さんの情報の伝え方にも左右されます。ご自分の症状を整理して要領よく伝える上で、参考にしてください。

問診票での確認項目

 どのような症状の場合でも、アレルギーの既往、常用薬の名前、これまでの通院や入院歴、手術、輸血の経験など、食欲や睡眠について、女性では最終月経の開始日(妊娠の可能性)などを確認します。合併症や事故防止の観点から、抗生物質使用前と造影剤を使うCTなどの検査では特にアレルギー歴が重要で、MRI検査では、体内や身につけている金属類のチェックなどが重要ですので、専用の問診票が用意されています。

問診での情報交換のコツ 10カ条
1.主訴を伝えるとき
 一番困っている症状はいつから、どんなふうに始まったか。ある瞬間、突然始まる場合や徐々に強くなる場合など。
2.あなたの「お困り度」、「心配度」を伝える
 その症状によって、どんなふうに困っているか、困る理由もできれば教えてください。例えば、膝が痛いのなら「エレベーターのないアパートの4階に住んでいるので、膝が痛いと階段の昇り降りが辛い」、咳がとまらないのなら「教員なので授業中に咳が出るとこまる」、体がだるいのなら「仕事の能率が普段の半分に落ちている」などの個人的な理由がむしろ望ましいのです。また生活自体は困らなくても、重大な病気かもしれないと心配して受診する場合も多いので、はっきりと「○○○」が心配で来ましたと伝えましょう。お仕事や家庭の状況と不安に思う理由などから、あなたの「お困り度」と「心配度」がわかれば、あなたの生活の質の改善を目指すという目標を意識しやすくなります。そこから医師は病気のことだけでなく「その人全体」を診る第一歩を踏み出すことができます。
3.症状の正確な部位と広がり
 単に「胸」、「腹」といっても部位によって考える病気が異なります。その中心がどこなのか、どのように広がっているか、指し示してください。
4.症状の性質の言葉による表現
 痛みなら「ズキズキ」「キリッ」「針でチクチク刺す」「胸を押さえられる」などのような表現があります。
5.症状の激しさ
 いままで感じたことのない強さか。痛みなら生涯で最も強い痛みを10点として10段階で表現してもらうことが多いです。
6.症状の持続時間と回数
 1日のうちで出たりやんだりするなど断続的な場合から、月に1回程度とたまにある症状なのか。起こりやすい時間帯がある場合。
7.症状の増悪・軽減因子
 動作や姿勢の違い、運動や休憩などの活動で、症状が悪くなったり逆に軽くなる理由があるか。
8.随伴症状
 複数の症状の組み合わせがあるか。例えば、めまいや痛みに、吐き気が伴う場合など。
9.ご自身の解釈
 症状の原因や体調を崩すきっかけになった理由について、お考えがありますか? あれば医師にお伝えください。それが有力な診断の手がかりとなったり、今後の療養上のポイントかもしれません。「悪性の病気かもしれない」という思い込みで、心配の種を抱えることもあります。この際、医師に質問して解決しておきましょう。
10.検査や治療についての希望
 「受けたい検査がある」、「粉薬はだされても飲めない」など、具体的な希望があれば教えてください。保健医療サービスとして許される範囲で希望にそって診療させていただきますが、医療は公共サービスであり商品ではありませんので、検査料を払えば必ず期待に沿えるわけではありません。お互い意見を出し合って決めて行きましょう。

> 問診での情報交換のコツ 10カ条 (PDF)

診察が終わったら

 今後どうすればよいか、理解できていますか? 医療スタッフの説明が良く理解できない場合は納得できるまでお尋ね下さい。どうしても納得できない場合は他の病院・他の医師に意見を求めることをお勧めします。

医師とのパートナーシップを築き、すれ違いをなくすためのQ&A

 診察中の医師の思考回路と患者さんの思いには、大きなギャップが存在します。主治医の先生が話しにくい、あまり話を聞いてくれない、聞き方が分からないと言っていては、いつまでたってもこの溝は埋められません。医療に積極的に参加することで、これを解消してゆきましょう。患者さんからよく聞く疑問や不満にお答えする形で解決法を説明します。

1.右手がしびれるのですが、私のような症状の場合、どの科の先生に診てもらうのがよいのでしょうか? 受付では内科と整形外科を両方受付けさせられました。そのため病院でかなりの時間を費やしました。
当院では総合診療科を開設しておりません。総合受付で判断できない場合、内科的な病気が少しでも考えられる症状なら総合内科で受け付けしていただきます。ただし、初診の患者さんには十分時間をとることが多いので待ち時間が長くなり、その後の診察で実は整形外科の異常だということになると、すでに他科の受付時間を過ぎてしまうことになります。
そこで便宜を図り、他に可能性のある科も受付してもらうことがあります。住まいのお近くにかかりつけの開業医の先生がおられる場合は、まず診療所を受診されて病院での診療科を相談されるのがよいでしょう。
2.血液検査で異常値マークが付いていて不安、医師からは詳しい説明がなかった。
血液検査などで検査を重ねるほど異常が増えてゆくことがあります。検査値が完全無欠な人の方が少数派かもしれません。医師は「異常」は異常と伝えることが多いですが、気にしなくてよい「異常」でも、不安が増してかえって具合が悪くなったりするので、簡単に「放っておいてもいいですよ」くらいにしか説明しないことがあります。また外来時間中に検査所見の詳しい意味まで説明する時間がとれないことがあります。検査の意味はインターネットで検索すれば平易な解説が見られます。主な血液検査については当院の臨床検査部のホームページをご覧ください。
その場で「自分の将来にとってこの「検査所見」は危険でしょうか、それとも心配しなくてよいのでしょうか」とお尋ねいただいてもよいでしょう。
3.具合が悪くて検査を受けたのに診断がつかず、様子をみてくださいと言われて不安。
重大な病気の可能性がある場合は、誰が、いつまで、どのようにして様子をみるのか、医師は説明する必要があります。膠原病のように、いくつかの症状や検査所見が揃うまで診断に時間を要する病気もあります。また、しんどい理由が知りたくて受診される方は大勢いらっしゃいます。疲れやすい、頭が重い、ふらふらするなどの症状は不定愁訴と呼ばれ、特定の疾患の診断につながりません。過労や睡眠不足でもみられる症状ですので、いろいろ検査をしても異常は出ないので当然ながら病名が付きません。不健康感=病気というわけではないのです。「病気でなくてもこのような症状がでることがありますか? いつまで様子をみればいいですか?」と尋ねてみてください。
総合内科には、多くの方が仕事や生活状況で無理を強いられて具合が悪くなり、「ちょっと不健康」な生活が長期間続いていることをあまり意識せず、どこか内臓に重大な病気があるのではないかと心配になって来院されます。まず仕事の休憩の取り方、睡眠のとり方、規則正しい食事、ストレス解消などの自己管理はできていますか?
4.咳止薬をもらって飲んでいるのに1週間も咳が続くのですが、悪い病気じゃないでしょうか? 原因について尋ねると、医師から「わかりません」といわれて不安になりました。
咳が長く続く場合でも熱や痛みがなく食欲もあれば、検査を受けずに3週間程度様子をみることは医学的に問題ありません。それ以上に長く続く咳の場合、疾患がいくつかに絞られてきます。初めの段階であらゆる病気をゼロにするために膨大な費用を費やしたところで、初期の段階ではみつけられないことも多く、「経過をみる」その間ちょっと「休養する」ことで、多くの場合症状が良くなり、無駄な検査や治療を受けなくて済みます。
多くの症状は、原因がわからないまま自然治癒するといったことはむしろ普通のことです。多くの病気も医師が治すわけではなく、ときにサポートしているだけです。たとえば胸が痛いという理由で来院され、問診と簡単な検査で原因が分からなかった方の9割以上は、2回目の診察時には症状が消失していたというデータもあります。医師は危険な病気の症状を知っており、それを問診で確認してから、わからないまま様子を見るかどうかを判断しています。真意は「おそらく治ると思うけれど確実な保証はできないので経過をみましょう」、ということです。「わかりません」とぶっきらぼうに言われたために、不安になったり、「あの医師は冷たい」といった批判になるのだと思われます。
5.診療所で治療を受けていますが、症状がすっきりよくならないので、家族が大きい病院に変えてみたらと勧めるのですが、紹介状は必要ですか?
いきなり違う病院に行きたいと言い出すのは気まずいので、黙って紹介状を持たれず来院される患者さんが多いようですが、最近では施設間の紹介システムはよく整備され、交流も盛んに行われています。病院に治療の場を移される時は、紹介状があるほうが望ましいです。手がかりは多いにこしたことはないですし、無駄な検査や治療を省くことにもつながります。医療は公共サービスです。商品の購入と同じような感覚で、ドクターショッピングすべきではないと考えます。
かかりつけ医はよく患者さんの経過を気にしていたり、治療計画を考えていたりしますから、後で黙って受診していたということがわかればとてもショックを受けます。すっきりしない今の症状が、特別心配な経過なのか、それとも想定範囲内なのか、患者さんには判断できません。まず、その相談をかかりつけの先生にしてみてはいかがでしょうか。
しかし紹介状よりもっと大切なことは、ご自分の検査結果や治療の内容をご自身で普段から管理されることです。緊急時に紹介状がもらえなくても、いざという時にも役に立ちます。
6.脳卒中が心配なのに、CTやMRの検査をしてもらえなかった。
マスメディアの影響で「頭痛がする」だけで即、脳卒中を心配して検査を希望して来院される方も多いですが、われわれ総合内科医は問診と診察で重大な疾患かどうかを見分けるプロです。問診時には、見逃すと命にかかわる怖い病気から考えて尋ねてゆき、次に年齢などを考慮して一番多い病態に当てはめてゆくことで、効率よく正しい診断にたどりつこうとします。症状があれば即、検査と治療というのでは、検査漬け・薬漬けにつながります。医療費も高騰し、保険医療財政がますます逼迫します。
もし心配でしたら「私の症状なら、詳しい検査までする必要はないでしょうか?」「どうすれば症状が楽になりますか?」とお尋ねいただくとよいと思います。
7.何年も前から会社の検診で高脂血症といわれ、体はなんともないのに、いつも病院 に行くよう指示がでる。 受診に来ると必ず医師に「ほっておくと危険です」といわれ、叱られているようで受診したくない。
今まで何ともなかったし、いまさら治療なんて納得できない。私の友人も、「患者を増やしてもうけようとしているのでは」と言っていた、など生活習慣病健診ではありうる話ですね。血液検査のみの情報から、何万人という大勢の疫学データを根拠に10年ほど先の予測を説明しています。無症状の患者さんは自分のこととしてとらえることが難しいものです。すぐに心筋梗塞や脳梗塞になるかどうかわかりませんが「大丈夫ですよ、絶対安全ですよ」という保証はできません。職業柄、100人中3〜4人の発症率だとしても、正常な場合と比べれば大いに危険であることを伝える義務があり、気のきいた嘘は言えません。ご自分がどのくらい危険なのかを尋ねていただき、判断してください。最近は日本人のデータも揃ってきており「検査値がよくなると、どのくらい私の将来の元気度、長生きにつながりますか?」とお尋ねいただくのがよいかもしれません。
当院の外来では血液データのみから曖昧な予測をするのではなく、動脈の性質を直接調べる血管エコーや脈波検査で生活習慣病の体への影響をしらべて、ご自身の体の変化を自分の目で確かめ実感してもらい、将来のために適切な対策を立てていただきます。
8.医師から治療方針を渡されたんですが、「診療ガイドライン」ってなんですか?
よくある病気の診断と治療について、多くの新しい医学研究論文から導き出された現時点での世界標準、あるいは日本の標準的なやり方を示した指針であり、各学会が中心となってまとめた手引き書です。治療の有効性については、多くの科学的根拠に基づいて強く勧められるものから、根拠が乏しく効果が不明なもの、逆に害が大きく行うべきでない治療、というように分けられています。
現場の医師も患者さんもガイドラインに絶対従わなければならないわけではありませんが、特殊なケースを除き、これに従うことでその病気の専門医と同じレベルの診療ができることになり、成果が得られやすくなります。診療ガイドラインに沿って、患者さんに診断と治療の筋道を説明することは、これから盛んになっていくと思われます。
主な診療ガイドライン リンク先
> MINDS 医療者向け診療ガイドライン
> MINDS 一般向け診療ガイドライン1
> MINDS 一般向け診療ガイドライン2
外来患者さんによる評価票

 総合内科を受診されて、診療の満足度はいかがでしたか?安心できましたか?
診療の質向上に役立てるためのアンケートです。ご協力いただければ幸いです。
PDFを印刷頂き、あてはまる答えに○をつけて、投書箱に入れて頂くか、受付で職員にお渡しください。


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