健康診断・人間ドックのご案内

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肺ドックのご案内

はじめに

現在“がん”は死亡原因の第1位です。その中で肺がん死亡率は男性が1位、女性が3位となり、早期発見・早期治療が重要視されています。
滋賀県は全国的に人口に対する肺がん死亡率が高く、特に男性は平成16年の統計では全国第2位の死亡率となっており、全国平均を大きく上回っているのが現状です。

私たちが肺ドックを勧める理由

肺がんは治療成績が不良で、三大難治がんの一つと言われています。現在行われている肺がん治療は、手術・抗癌剤・放射線治療等を単独あるいは併用して行われていますが、その効果は限界があります。しかし2cm以下の肺がんの治療成績は80〜90%、1cm以下ではほぼ100%の治療成績が得られています。よって検診による早期発見、早期治療が重要となってきます。

CT検診とは

CTを受けていただく利点として、胸部X線写真では死角となっていた小さな病変や、心臓に隠れた病変などを明瞭に描出することが可能となりました。また正常の構造物を病変と間違えることもなく、肺がん以外の病変(肺気腫、肺炎、大動脈瘤、縦隔病変など)も明確に診断することが可能となります。当院は低線量撮影を行い、被ばく線量の低減に努めています。

特にお勧めする方

・喫煙者・男女を問わず、50歳以上の方

・血縁者にがん(肺がん)の既往のある方

・特に肺がんが気になる方

実施日
月曜日〜金曜日(祝日は除く)
午前中 (予約制)
所要時間
1時間程度
内容検査項目
診察等問診・診察・血圧測定
身体計測身長・体重・BMI
CT検査胸部CT(MDCT)
肺機能検査肺活量・%肺活量・1秒率・1秒量
喀痰検査細胞診

※ 結果は後日、郵送させていただきます
※ 食事制限は特にありません

料金
16,200円(税込)
肺ドックを受診できない方

・妊娠中の方や、妊娠の可能性のある方

・ペースメーカーを使用されている方

ご予約はお電話、またはご来院にて受付けております。
お問い合わせは健康管理センターまで。

健康管理センター
TEL : 077-552-1221(代表)
FAX : 077-552-5736
E-mail : kensin@saiseikai-shiga.jp

タバコの危険性について

肺がんが死亡数1位を占めている原因として、喫煙が大きな要因となっています。タバコにある発がん物質と呼ばれる有害な物質が肺の細胞に障害を与えます。時間を経て、障害を与えられた細胞はがん(癌)になることがあります。喫煙者が肺がんになる可能性は喫煙開始年齢、喫煙期間、1日に吸うタバコの本数、喫煙者がどれほど深く吸入したかで影響されます。非喫煙者に対する喫煙者の肺がんリスクは男性で4.4倍、女性で2.8倍となり、また受動喫煙による肺がんリスクは20%〜30%高くなると推計されています。肺がんを防止する最もよい方法が、禁煙すること(または、決して始めないこと)です。早く禁煙するほど、よりよい結果が得られます。たとえ何年もの間喫煙していても、禁煙の利益を得るのに遅すぎることはありません。一日も早い禁煙をお勧めします。また喫煙以外にも排気ガスやアスベストの曝露なども原因とされています。

COPD(慢性閉塞性肺疾患)について

肺の病気には肺がんをはじめ、様々な病気がありますが喫煙が大きな原因となるのがCOPD(慢性閉塞性肺疾患)です。COPDとは呼吸の際の空気の通り道である気管支や、肺の中の細い気管支の先端にある肺胞に炎症が起こって、肺の中の空気の流れが悪くなり、慢性的に息切れが起こる病気です。肺気腫や慢性気管支炎などがCOPDに含まれます。
COPDの原因の90%は喫煙です。また慢性進行性で治療成績も不良で、世界の死亡原因の第4位にランクされ、今後死亡率は増加するものと予測 されています。これを防ぐには早い時期の禁煙です。禁煙により肺機能障害の進行はある程度抑えることが出来ます。グラフより45歳または65歳で禁煙を行っても生存率が延長することが報告されています。

放射線被曝について

肺がんCT検診での放射線被曝は、胸部X線撮影に比べ被ばく線量が増大する欠点があります。そこで病変を見逃さない程度まで放射線の量を減らすことにより、被ばく線量の低減を図っています。目安として胃部X線検査とほぼ同じです。現在、体に悪影響を及ぼすとの報告はありません。当院では2008年3月に64列マルチスライスCTを導入し、数秒の息止めで肺全体の横断撮影を行うことが可能です。検査時間も5分程度で終了します。
放射線の量は日本CT検診学会が推奨する被ばく線量を超えないように設定しており、過剰な被ばくをしないように努力しています。 胸部X線撮影に比べCTは被ばく線量が増大しますが、小さな病変を描出したり、肺がん以外の病変も描出が可能という点よりCTを受けていただく有用性は大きいと考えます。

肺がんは末期まで無症状であることが多く、症状が現われた時にはすでに手遅れということも少なくありません。よって検診による早期発見、早期治療が重要となってきます。より健康で豊かな生活を送るためにも肺ドックをお勧めします。