腎臓の病気はたくさんありますが、そのうちの多くは長い時間の経過をかけて進行し、慢性腎臓病(別名CKD シーケーディーと読みます)と呼ばれる腎機能が低下した状態となり、むくみやしんどさ、といった症状が出現してきます。私たち腎臓内科では、腎臓の病気を少しでも早く診断し、病気の進行を防ぎ、また進行する場合にもその経過を遅らせる、そのような医療を提供しています。
また、腎不全が進行した場合に必要となる透析治療も腎臓内科の専門分野です。透析治療には血液透析と腹膜透析の2種類の治療方法があり、それぞれに長所・短所があります。患者さんのライフスタイルや希望にあわせ、当院ではどちらの透析治療も提供できる体制を整えています。当院では”元気に透析!”をモットーに、栄養士によるきめ細かな栄養指導や理学療法士による患者さんの体力に応じた運動指導なども実践しています。決して透析治療をつらいだけの治療法とは考えないでください。
多くの方が、大きな不安を抱えて腎臓内科を受診されると思います。診察室で、また病室で、できる限り話しやすい雰囲気を作り、わかりやすい説明をすることを心掛けています。ぜひ、一緒に頑張っていきましょう。
腎臓内科部長 兼 腎・透析センター長
平成12年卒
専門分野 | 腎臓内科一般 |
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専門医・認定医・資格 | 日本内科学会 認定内科医・総合内科専門医 日本腎臓学会 腎臓専門医・指導医 日本透析医学会 透析専門医・指導医 |
所属学会 | 日本内科学会 日本腎臓学会 日本透析医学会 日本糖尿病学会 米国腎臓学会 |
副部長
平成21年卒
専門分野 | 腎臓内科一般、人工透析 |
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専門医・認定医・資格 |
日本内科学会 総合内科専門医 |
所属学会 | 日本内科学会 日本腎臓学会 日本透析医学会 |
専攻医
令和3年卒
専門分野 |
腎臓内科一般 |
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所属学会 |
日本内科学会 日本糖尿病学会 |
症例数・患者数など | 2020年度 | 2021年度 | 2022年度 | |
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外来延べ患者数 | 15,628 | 17,386 | 17,427 | |
紹介患者数 | 204 | 204 | 187 | |
血液透析実施件数 | 13,249 | 13,155 | 13,203 | |
維持透析導入数 | 31 | 28 | 26 | |
腎生検数 | 24 | 28 | 21 |